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ウィキペディアのプログラマ、ブランドン・ハリスより
私の追悼録の第一行目を飾るのは、今やっている仕事だと思う。
この人生で、今ウィキペディアのためにやっていることほど重要なことは他にないと思う。 我々は単に百科事典を作っているのではなく、人々を自由にするために働いているのだ。 自由な知識源が使えるようになれば、我々はより良くなる。 そして世界が自分たちよりも大きいことを理解し、寛容と理解が伝染していく。
ウィキペディアは世界で5番目に多く訪問されているウェブサイトだ。私は、ウィキペディアをウェブで動かしつづけるための小さな非営利組織で働いている。私たちは広告を掲載しない。広告を掲載すれば我々の独立性が損なわれるからだ。ウィキペディアはプロパガンダの道具ではないし、これからも決してそうなることはない。
私たちの仕事ができるのは、読者からの寄付があるおかげだ。あなたも5ドル、10ユーロ、1000円、あるいはその他、出せるだけの額を寄付して、ウィキペディアを守る手助けをしていただけないだろうか?
ウィキメディア財団で働くことは正しいことだと私の魂にあるものすべてが告げている。だから私はここで働いている。巨大IT企業に勤めていたこともあるが、その仕事ではそうとは知らない子供たちから金を巻き上げるように設計されたくだらないものを作ったりもしていた。仕事を終えて帰宅してからも気が重かった。
ご存じないかもしれないが、ウィキメディア財団は極少数のスタッフで運営されている。アクセス数上位10位以内の他のウェブサイトには数万人を越える社員と膨大な予算がある。それでも彼らが生み出すのは、私たちがなんとか引き出している成果のほんの一部にしか相当しない。
ウィキペディアに寄付をすると、あなたは世界中で自由な知識を支援していることになる。子供たちとそのまた子供たちに遺産を残すだけでなく、この宝物にアクセスできる世界中の人々の生活レベルを引き上げることになる。そしてまだアクセスしていない残りの人々もいつの日かアクセスできることを保証することにもなる。
お読みくださってありがとう。
ブランドン・ハリス
ウィキメディア財団所属プログラマー